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『大義』を読んで考えたこと (高倉和也)
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「街宣王子」こと金友隆幸氏から一冊の本を渡された。表紙には『大義』とある。著者の杉本五郎中佐は、支那事変において敵弾を浴びつつも軍刀を杖代わりとし、皇居を遙拝したまま壮烈な戦死を遂げたという。とても自分には真似できない。

実を言うと、この本を手に取ることすら抵抗感があった。杉本中佐の確固たる天皇観に触れることで、少しずつではあるが自分なりに構築してきた天皇や国体に対する考えが否応なく粉々にされ、呑み込まれてしまうのではないかと恐れたからだ。そんな私の苦悩も知ろうともせず、編集部の山本君が感想を書けという。内容を完全に消化し得たとは言い難く、読者諸氏から異論の出ることは想像するに難くないが、現時点で考えたことを正直に綴りたい。

古来、人間を含めた形而下の存在を存在たらしめる形而上的なるものを求めて様々な思索がなされてきた。私の考えでは、宗教もまた「形而上と形而下を繋ごうとする営み」の一つである。形而上的なるものじたいは普遍的存在であるが、形而下の人間にはよく見えない。気候や風土、さらには民族の文化や習慣といったものに影響され、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教・仏教・神道など種々の宗教が生じた。形而上的なるものの典型は「ゴッド」であるが、この
「唯一絶対の創造神」という概念じたいがユダヤ・キリスト教的なものであり、万人の承服するところではない。

科学もまた、宗教とは違った観点から「形而上と形而下を繋ごうとする営み」である。つまり、宗教家も科学者も見ようとしているものは同じであり、宗教と科学は「一つの頂上を目指す別の道」に過ぎないと私は考えている。

ところが、『大義』には、「天皇は、天照大御神と同一神にましまし、宇宙最高の唯一神、宇宙統一の最高神。国憲・国法・宗教・道徳・学問・芸術乃至凡百の諸道悉皆天皇に帰一せしむるための方便門なり。」とある。天皇こそが形而上的なるものだという。この考えには衝撃を受けた。しかし、「形而上と形而下を繋ごうとする営み」として宗教が存在し、その宗教の一つとして神道が存在するという私の考えとは齟齬を生じてしまい、どうしても受け容れること
ができなかった。その他の部分においても、「天皇」を「公」や「天地の公道」などに置きかえれば確かに納得できるのであるが、そこに「天皇」が入ると納得し難い部分が出てくるのだ。

それを「不忠」と言われたならば仕方がない。けれども、自らの考えを枉げて、あたかも杉本中佐と同じ考えであるというような振る舞いはできない。ただ、杉本中佐の信念に対して畏敬の念を抱く。これからも勉強を進め、自分なりの天皇観を確立したい。

(たかくら・かずや)新風本部学生部長
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