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国会は舞台、議員は役者 (小笠原悟)
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平家一門の栄枯盛衰40年を綴った『平家物語』は「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」という一節で始まる。政権交代を果たし、何百人ものド素人議員を引き連れて意気揚々と国会内に上がりこんできた民主党も、今や大連立や解散の噂が絶えない。「民主に非ずんば人に非ず」という風潮も今はただ懐かしいばかり。1年やそこらの没落では、そもそも物語にすらならない。

思えば、民主党の最初のつまづきは昨年末の特例会見であった。それからの非礼・不敬に関してはここで敢えて振り返らずとも、賢明な読者の皆様ならお分かりだろう。「不敬も平気な物語」としてなら、一冊の本にまとめられるかもしれないが…。

それら数々の不敬行為の極めつけが、ここでタイピングすることも躊躇った、議会開設120周年記念式典における中井某の不敬発言であろう。発言は二転三転して、懲罰動議が提出されるまでに至った。

「早く座らないとだれも座れないよと言ったかもしれない」、という中井某の最終的な言い訳が、仮に事実だとしても、その他の議員は直立していた。

出席していた多くの国会議員に皇室への自覚的な尊崇の念があるとは思えない。それでも秋篠宮殿下御夫妻の御臨席を仰ぎ、さらに天皇皇后両陛下をお待ちしているという状況ならば、日本人として自然な振る舞いをしていたといえよう。

いずれにせよ、皇族方を前にした時、無意識のうちに然るべき行動をとるという感覚を共有していることが、私たち日本人が人民ではなく国民であることの証なのである。

民主党は内部批判を行わず、中井某の不敬発言を中和しようと、野党の逢沢某が携帯電話の電源を切っていなかったことを理由に対抗措置を採った。結局、懲罰動議の話は補正予算が通り、臨時国会が閉会したことでマスコミを大きく扱わなかったが、記念式典を欠席した議員はどうして全く問題視されなかったのだろう。

花形の予算委員会と違い、700人を超える国会議員が集まる記念式典では、テレビ中継があっても自分の顔のクローズアップは望めず、有権者へのアピールにはつながらない。

昨年の総選挙で間違って当選した数百人の民主党議員は、どうやらそう遠くないうちに、かなり高い割合で飯の食い上げに直面することを認識しているらしい。地元回りをした方が「就職活動」には有利と見て、欠席したものと思われる。そう判断した議員は、国会軽視という点で中井某や逢沢某とさして変わらない。

テレビのお笑いタレントは、どうでもいいことで必要以上に驚いてみたり、別段可笑しくもないことを手を叩きながら爆笑し、興ざめするようなオーバーリアクションをとることで、さも番組が盛り上がっているかのような演出に貢献しながら、自身が画面の隅にワイプで抜かれることを期待する。そうしてディレクターに媚を、世間に顔を売ることにより、次の仕事に与ろうとする。

芸人なる職業はかつて河原乞食と呼ばれ蔑みの対象であった。泥酔して殴られた無様な顔で記者会見をした市川海老蔵のように、本人達もプライベートを切り売りすることのあさましさを自覚しているだろう。それに対して、与えられた特権に見合う働きもせずに国民の税金を貪り、戦後体制に巣食う我が国の国会議員は、相応の見識も備えず、それを恥とも思わない分、さらに性質(たち)が悪い。その者どもは、媚や顔だけでなく、「日本」まで売ろうとするのだから。

政策はどれも曖昧で政治的立脚点を明確にすることなく、事業仕分けに代表されるようなパフォーマンスだけに明け暮れ、国会という舞台で茶番劇を繰り返しながら知名度を維持しつつ、再選を繰り返し、そしてそれがまた世襲されていくという現在のシステムを見ていると、タレントが議員になっているというよりも、もはや国会議員それ自体がタレント化しているとしか思えない。

米国では政治家は言うに及ばず、ハリウッドスターまでも、その主張がリベラルであるなしに関わらず、堂々と政治的立場を表明している。翻って我が国のタレントはというと、色が付くことを極端に避けるためにノンポリを装う。

八方美人はタレントの処世術としては間違ってはいまい。しかし、タレント議員と全てのタレント化した議員に政治的主張がみられないとなると、占領憲法前文の精神に忠実と言えばそれまでなのだが、その存在意義も問われかねないし、政治家である以上あまりに無責任といわざるを得ない。

直ちに改正されなければならない占領憲法といえども、明治憲法を改正する形で制定され、現在に至っている。昭和20年8月15日に革命があったわけではない。我が国は120年前から万機公論に決する日本型デモクラシーを実現しており、国会は今年で帝国議会から数えて120年目を迎えた。現職の議員もそういう縦軸に位置づけられるのに、それを理解できていないから簡単に地元廻りを優先してしまう。

国民・有権者の側にも責任がある。真っ白なスーツに身を包み、カメラの位置を気にしながら、公開リンチをして悦に入るパフォーマー「蓮某」に170万を超える票を与えてしまっているのも、また、到底不可能なオリンピック招致を実現させようと皇太子殿下を利用しようとした石原某を2度も再選させているのも都民・有権者なのである。

小沢某や民主党が特例会見をあれほどゴリ押しできたのも、当時の圧倒的な支持率に裏打ちされた驕りと無関係ではあるまい。

今回のような国会軽視事件の再発を防ぐには、まず有権者が国会を舞台としてしか考えていない既成政党のパフォーマンスに騙されないことから始めなければなさそうだ。

我が党はといえば、あいにく国民の目を欺きながら改革派や真正保守派を演じる三流役者に徹するような了見を持ち合わせてはいないから、愚直に維新の必要性を訴える続けるのみだ。

※発言や立ち振る舞いから見て、日本人としての自覚が乏しく、無国籍性を表すに相応しいと判断したため、文中に登場する個人名には敬称・役職等を用いず全て「某」で統一した。

(おがさわら・さとる)新風千葉 事務局長
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